2通目の手紙でキャッシュポイントを知るには、体で覚えることが重要だと書いた。
とっても大切なことなので、今日はこの辺をもう少し詳しく書きたい。
業種や職種によっては、現金に触れることのない仕事がある。
代金の支払いが振り込みだったりすると、その営業担当者ですら現金を見ることはない。
金額が大きくなると仕方ないかもしれないね。
しかし人を育てる視点から見ると、非常にもったいないといつも思う。
君には利益が生まれる瞬間を、実際に体験して欲しい。
さあ、想像してごらん。
目の前にはお客様がいる。
お客様はいい買い物をしたとニコニコしている。
さあ今から集金だ。
バックの中から100万円を手渡された。
おお、新札だ。
この重量感、手触り、それにお札の匂いって、なんていい匂いなんだ。
よし数えるぞ。
緊張して銀行の帯がなかなか外れない。
よし外れた。
慎重に数えなきゃ。
…98、99、100、よしOK。
それじゃ領収書に印紙を貼って。
「ありがとうございました。今度とも末永いお付き合いを宜しくお願い致します」
この瞬間以外で会社に利益が生まれることはない。
企画書を書いたり、クレーム処理をしたり、出張したり、会議に参加したりしても、1円たりとも利益は生まれない。
生まれるどころか利益を垂れ流している。
特に営業はこれを肝に銘じとかないと、仕事をした気になって勘違いする。
大きな会社ならまだいい。
小さな会社だったら、あっというまに赤字だ。
集金を振り込みなんかにせず、お客様がお金を払うときの表情を見ろ。
はりつめた空気を感じろ。
利益が生まれるのは、お客様からお金をもらう瞬間しかない。
今日も一日に感謝。
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