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【21通目の手紙】カブトムシに学ぶ

blue forest car beetle

Photo by Burak Kebapci on Pexels.com

今、我が家ではカブトムシを飼っている。

1ヶ月ほど前、お母さんの実家宮崎に帰った時、裏山で君たちとカブトムシを探してみた。

するとオス4匹、メス2匹、それとクワガタのオスを1匹捕まえた。

その場で逃がそうかとも思ったんだが、だんごむしにしか興味を示さなかった君たちが「もって帰りたい」と言いはるため持って帰ることにした。

早速、近所のホームセンターに行き、大きな衣装ケースと止まり木を買ってきた。

毎日のエサの交換や土が乾燥しないように霧吹きで水分補給など、手間ひまかかるのだが、これが思ったよりも結構楽しい。

お母さんからは、君たちよりも夢中になっていると笑われる始末だ。

ところが、先日、カブトムシのオスが1匹、寿命で死んでしまった。

まだ小さい君たちには、死というのが、いまいち理解できない様子だ。

そしてその日の夜、お母さんが君たちを寝かしつけていた時の会話。

君:「お母さん、死んだらどうなると?」
妻:「雲の上に行くんよ」
君:「そしたら、もう会えんと?」
妻:「うん、会えんよ」
君:「お父さんもお母さんも死ぬと?」
妻:「うん、いつの日かね」
君:「じぃじぃもばぁちゃんも死ぬと?」
妻:「いつの日かね。でもね、雲の上から竜くんの事をずっと見てるから、何も悲しい事はないんよ」

その後、君は泣き出したそうだ。

カブトムシはデパートに行くとオモチャ屋さんの一角で売られているが、オモチャがこわれるのと、カブトムシが死ぬのは訳が違う。

カブトムシの死を通じて、君は大切なことを学んだようだ。

もうすぐカブトムシが卵を産む。

今度は「生まれる」ということを教えたいと思う。

追伸
弟の凌くんは、クワガタと言えません。
「クワバタ、クワバタ」と言います。

今日も一日に感謝。

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