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今から25年くらい前の話かな。
今日はお父さんが前職のカラオケ機器の会社に勤めていた時の話だ。
営業部に所属していたお父さんは、毎月、目標台数を追いかけていた。
目標台数とはカラオケ機器の出荷台数のこと。
そのためにはまず設置するお店を見つけなきゃいけない。
設置するお店を見つける方法は、大きく分けると2つあるんだ。
A、新規オープンのスナックを見つける。
B、他社と契約中のカラオケを弊社に切り替える。
AとB、どちが簡単と思うかい。
もちろんAの新規オープンのスナックを見つける方だ。
なぜならBは必ず他社の押さえが入るからね。
その押さえを振り切り契約するには、5倍以上の労力と時間がかかる。
生命保険の営業を想像すると分かりやすいよ。
そのためどの営業マンも新規オープンのスナックを見つけるのに必死なんだ。
そんな中、お父さんにはとっておきの秘策があった。
だれよりも早く、新規オープンのスナックを見つける方法だ。
かなり古い話なため今となっては参考にならないけど、2つの秘策を聞いて欲しい。
1、毎週2回発売されるアルバイトの情報誌を購入していた。
新規オープンのお店は、事前にスタッフを募集する。
情報誌にはお店の住所や連絡先、さらに担当者の名前まで書いてある。
あとはそこに電話して、担当者へカラオケの営業をするだけだった。
たった100円でここまで貴重な情報が得られた。
2、市役所へ出向き、建築確認申請を閲覧していた。
これは強力だったよ。
なぜならスナックビルが建設される前に、ビルオーナーの名前、連絡先、何店舗のお店が入るのか、などの情報が事前に分かったからね。
ビルをまるごと契約とるには、最高の情報だった。(営業目的の閲覧を禁止している市もある)
要するにお客様が行動をおこした時点ではすでに遅く、複数の業者が群がっている。
お客様が行動をおこす前に、接触する方法を見つけるといい。
その方法が分かれば、キミはゆっくりと商談ができ、なおかつ印象にも残る。
かなり優位に立てるということだよ。
もちろんだけど、この2つの方法は、今はもう通用しないと思うよ。
ましてやキミが大人になった時は、無理だろうね。
あくまでお父さんの若いころの話として聞いて欲しい。
今日も一日に感謝。
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