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【17通目の手紙】売る側の勝手な思い込み

two boys sitting on classic blue car s rear bumper

Photo by Victoria Borodinova on Pexels.com

昨日は保育園のお友達の家族とバーベキューをしたね。
君たちは大はしゃぎでとても楽しそうだった。

お父さんも久しぶりにのんびりとした時間が過ごせたよ。
またやろう。

さて今日の手紙は「売る側の勝手な思い込み」のお話をしたいと思う。

ちょっとその前に次の質問に答えて欲しい。

【問い】
二人の少年が煙突掃除の仕事をしています。
やがて内部の掃除を終えた二人が煙突から降りてきました。

一人はススで顔を真っ黒にして、もう一人は顔に全くススをつけずきれいな顔で降りてきたのです。

さてここに『濡れタオル』がひとつあります。
あなたはどちらの少年に『濡れタオル』を売りますか?

A:顔が真っ黒な少年
B:顔が汚れていない少年

答えは、分かったかい?
どちらかを選んで、その理由も答えて欲しい。

【回答】
※答えは一番下にあります。

回答を読んでみて、どんな感想を持ったかい?
お父さんはこの回答を読んだ時「なるほどねー」と目からウロコが落ちたよ。

このように売り手側と買い手側には、大きな誤解があるんだね。
君は「売り手側の勝手な思い込み」で、物を売ろうとしていないかい?

・安ければ売れるはずだ。

・こんな機能(サービス)がつけば売れるはずだ。

・こんなに便利だから売れるはずだ。

はたして…
・買い手側は安いものを求めているのかい?

・買い手側はそんな機能を望んでいるのかい?

・買い手側はその商品に便利さを求めているかい?

よく考えてごらん。
その思いは売り手側の勝手な思い込みじゃないのかな。

物を売る場合は買い手側の立場になって徹底的に考えることだ。

なぜなら「欲しい、欲しくない」は、100%買い手側が決めることだからだね。
だからお客様の声を聞く事が大切なんだ。

「~はずだ」で商売をすることはとても危険なことだよ。
常に買い手側の立場に立って物事を考えるクセをつけて欲しい。とお父さんは思う。

「心理マーケティングの技術」から引用
(PHP研究所発行、著者:重田 修治)

今日も一日に感謝。

コメントや質問はお気軽にどうぞ。
大変打たれ弱いため批判はご遠慮下さいね。

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【回答】
マーケティングの考え方では、まずは少年Aではなく少年Bに売ろうと考えます。

少年Aは自分の顔が汚いということに気がついておらず、一方、少年Bの方は少年Aの顔を見たことによって、自分の顔をきれいにしたいと思っているはずだからです。

少年Bの方が少年Aよりも『濡れタオル』を欲しがり、また売ったときに喜んでもらえる可能性が高いのです。

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