
Photo by rawpixel.com on Pexels.com
17通目の手紙では「売る側の勝手な思い込み」を書いた。
売る側と買い手側には、時として大きな誤解を生じることがあるんだね。
だから売れない理由が分からないんだ。
お互いの歯車が噛み合っていないから、ちぐはぐな対応をしてしまう。
こうなると何がなんだか分からなくなってしまう。
お父さんも昔はよく失敗したよ。
そこで今日の手紙は、よくある「売る側の勝手な思い込み」を書きたいと思う。
想像してごらん。
あるお客様がいる。
そのお客様はその商品の品質に満足している。
値段にも満足している。
これといって不満もない。
だからこのお客様はこの商品をずっと買いたいと思っている。
にもかかわらずだ。
ある日突然、そのお客様は買わなくなることがある。
別に他社製品に乗り換えたわけじゃない。
なぜだと思う…?
答えは“なんとなく”だ。
そう、なんとなく買わなくなる。
商品に満足しているのに、ある日突然なんとなく買わなくなるお客様がいる。
「なぜ?満足しているのならずっと買ってくれるだろう」
当然、売り手側はそう思ってしまう。
これは健康食品によくある話。
気がついたらいつの間にか買うのをやめていた。というケース。
他にも昔はよく行っていた居酒屋に、気がついたら行かなくなっていた。
なんてこともよくある。
「あーそう言えば、最近行かなくなったね」みたいな感じ。
別にその商品や会社(居酒屋)が嫌いになったわけじゃない。
理由は“なんとなく”
ある一定のお客様はこれが理由で流失しちゃうんだ。
売り手側はあせるあまり「勝手な思い込み」で間違った対応をしてしまう。
よくある対応が値段を落とす。
お客が買わなくなったのは、きっと値段が高いからとあわてて値段を落としてしまう。
しかし残念だけどお客が買わなくなったのは、値段が高いからじゃないんだよね。
「じゃどうしたらいい?その対応策は?」
実践マーケッターの神田昌典氏によると「お客とつながりを持ちつづけることが重要だ」とのこと。
次回の手紙には、その具体的な対応策を書きたいと思う。
今日も一日に感謝。
コメントや質問はお気軽にどうぞ。
大変打たれ弱いため批判はご遠慮下さいね。