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【30通目の手紙】お客様はスナックのママさん

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Photo by Pixabay on Pexels.com

「前職はインターネット関係のお仕事ですか?」

37歳の時に起業した話をすると、時々こんな質問を受ける。

インターネットはしていたけど、それはほんの趣味程度かな。

実はまったく違う業界の、業務用カラオケ機器の会社に勤めていたんだ。

その会社には22歳の時に入社し、お父さんは営業部に配属された。

お客様はスナックのママさん。

当時のカラオケは8トラックのテープ式と言って、歌詞カードを見ながら歌っていたんだよ。

今みたいにテレビに歌詞なんか出やしない。

もちろんカラオケボックスもない。

カラオケはお酒を飲んだサラリーマンの娯楽、といったイメージだった。

スナックに行った事も無い22歳のお父さんにとっては、毎日が驚きの連続だった。

昼間はカラオケの取り付けを行い、飛び込み営業をするのは暗くなってから。

つまりスナックがオープンしてから。

夜7時から10時位までしか出来なかったんだ。

だからその時間は1件でも多くのお店に飛び込むため、必死に走り回ったよ。

スナックビルを営業する場合、まず最上階までエレベーターで上がる。

そしてそのフロアにあるスナックへ飛び込んで営業をする。

そのフロアが終わったら、非常階段を使い下のフロアへ行き、また飛び込む。

その方が下から上がるよりも、ずっと早くて楽なんだね。

1件に5分もかけられない。毎日40、50件は飛び込んでいたなあ。

カラオケを売り込むことは一切せず、波長のあうママさんを探して回った。

すでに他社とレンタル契約中なので、まずそれを解約してもらう必要がある。

そのため契約までに最長2年近くかかることも。

どちらかといえば生命保険の営業スタイルに近かいのかな。

またお店の営業中に飛び込む訳だから、門前払いなんかしょっちゅうあったよ。

でも毎日たくさんの方と出会え、怒られたり、ほめられたりと、営業のイロハを勉強させてもらった。

勤めていた会社には、心から感謝している。

そんなお父さんも今は1日中、パソコンとにらめっこ。

人としゃべりたくて、ウズウズすることもしばしば。(笑)

「なぜ違う業界で起業したのか?」ともよく聞かれるけど、その話はまた別の機会に話そう。

今日も一日に感謝。

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